実写版に思う その9 どろろ [アニメ・実写版]
ついにどろろを書く時が来てしまった。
TVで放送したからだ。
我が家の小さい画面で見ると、これまた痛い。
途中、ドラマ性のあるところを簡略化し、妖怪との戦いと、どろろと百鬼丸との会話のみで、拍子抜けしてしまった。
本当にちゃちである。
それはストーリーの展開を早くして、親子の問題をメインにしたいとの気持ちではあるが・・・・・・
マンガでは、困難であればあるほど、大きな、大事な体の部分を取り戻していた。大きな困難を克服すると、大きな喜びが得られる。と言うようなメッセージだと感じて読んでいた。
また今回の映画は、非常に社会性を重要視した作品であることがわかった。それは、差別用語を使用しない。子供を殺傷する場面を映さない。事に代表される。
よその映画などでもそうであるが、世界各国で色々な規制があることは事実なので、売るためには当然必要な注意である。
原作を何回も読んだものである。頭の中では、ここはこういう感じとか、ここの明るさはこのくらいにとか、自分なりに妄想したものである。私にとってはこの中盤と、ラストが本当に痛い。痛すぎます。
どろろ公式HPは
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
どろろ映画、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネットを検索すると、批判する記事が多いのには、ある面驚いた。
妻夫木聡、柴咲コウ主演、はじめて「どろろ」というものに接した人の評価はそれほど悪くなく、好印象の人も少なくはなかった。
私のように、マンガの「どろろ」が大事な人は悪い評価を、妻夫木聡、柴咲コウ主演、話題性などで見た人は面白かったとも言っている。
いろんな評価があっていいのである。
ただ、実写化は私にとって悪い印象の作品が多いことはやむをえないと思っている。
次回からは数少ない好印象の作品でも書くつもりでいる。
実写版を見る時私は、極力マンガの印象を忘れるように努力している。そうでないと見る気力がわかないのである。
これから色々な作品が実写化されるので、この忘れる努力を強化しなければならないと思う今日この頃である。
どろろ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
- 作者: 手塚 治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1994/04
- メディア: 文庫
どろろ (2) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
- 作者: 手塚 治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1994/04
- メディア: 文庫
どろろ (3) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
- 作者: 手塚 治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1994/03
- メディア: 文庫
共通テーマ:映画
コメント 0