実写版に思う その60 ゲゲゲの鬼太郎 [マンガ・アニメ]
今回は実写化というよりもアニメ化です。
内容はNHK朝の連続ドラマゲゲゲの女房からです。
もう先週になってしまいましたが、墓場の鬼太郎からなぜゲゲゲの鬼太郎になったかというエピソードです。
雑誌では人気のあった墓場の鬼太郎でしたが、TVアニメ化は壁にぶつかっていっこうに進展がありませんでした。
墓場という言葉のイメージが悪すぎる為さっぱりスポンサーがつかないということです。
熱心な出版社の人が、主題歌特集に墓場の鬼太郎を入れたいと思います。ということで、TVアニメ化が決まっていませんが、主題歌の作詞を水木しげるさんがしました。
ここで作った歌の出だしが、「ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ」で始まるおなじみのあの曲です。
番組がないのに主題歌があるという状況になりました。
ますます出版社の方が何とか「墓場」がならないか話しているうちに
出版社の方が、「ところで先生、出だしのゲゲゲのゲって何ですか。」
水木しげるさんが「鬼太郎を虫達が讃えているんだ。」
出版社の方が、「いや、何でゲゲゲなんですか。」
水木しげるさんが、「実は子供の頃、自分のことをしげると言えず、げげるって言っていたんだよ。そこからゲゲゲに。」
ということで、名前がいえなくて、それを思い出して使ったとのことですね。
それからTVアニメ化がされ、もちろん主題歌はこの歌で、大ヒットということになったんですね。
TV化がされなくても、この物語の面白さを信じて、主題歌を作って本当に良かったです。
結局TVアニメになったんですからね。
その執念はすごいと思いました。
そして映画化がなされ、まんが→アニメ→実写映画という基本コースが終了しました。
何はともあれ「ゲゲゲ」の理由がわかって嬉しかったです。
ちなみに、2007年と2008年にウエンツ瑛士さん主演で映画化されました。
墓場鬼太郎 (1) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-7))
- 作者: 水木 しげる
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
少年マガジン/オリジナル版 ゲゲゲの鬼太郎(1) (講談社漫画文庫 み 3-5)
- 作者: 水木 しげる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/03
- メディア: 文庫
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 4,604 円
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