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初涙・・・・・トラウマ全開 正月早々重い話です

元旦、初笑いが毎年の通例である。
ところが・・・・・・・
トラウマ?思い出?全開の事態に。
トラはトラでもトラウマじゃ・・・・・・
ズームイン!!SUPERの正月版のことである。

ゲストに成海璃子さんが出ていたので
ちょっと見ていたのが・・・・・・・・・・・・・・
映画『書道ガールズ甲子園』からのゲスト、
そういえば『書道ガールズ甲子園』なるもの
この日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」で特集されて大きな反響を呼んだことがきっかけという。
書道ガールズ甲子園はこちら
勝ち上がったチームで早速パフォーマンスが次々と。
何で見続けたかはわかりませんが最後まで見ました。

そして結果発表
偶然と言うか何と言うか、地元の高校が優勝してしまいました。
見た中では確かに一ひねり違っていたので、
私の感覚とあっていたなと感じましたが、
優勝して泣く女子高生、優勝を逃して泣く女子高生。
見ていたら涙が出てしまいました。

書道は習字から初めて二十歳まで十数年続けました。
当時はプロになれるかもしれない。などと妄想する始末。
私の習った先生は家族全員が書道を教えるという一家でした。
お父さんの代で習字を始めて、
その息子さんが大学院博士課程(もちろん書道の)を修了し、
書道は息子さんの弟子になりました。

気さくな先生で、書道界の実情などを隠すことなく弟子の私達に教えてくれました。
数万円の手本なら入選、数十万円なら特選とか
これは審査の先生に臨時で弟子入りし、展覧会用の手本を書いてもらうのです。
どの審査員の弟子になるかでも、心証が変わってきます。
そして師の心証はその弟子にも及ぶとかで、
「頭にきた。どうみてもあの作品よりうちの○○君の作品が良いに決まっている。」
「あの作品書いたの××の弟子だからな」
「俺の評価なんかどうでもいい。弟子がかわいそうだ。」
「次から弟子の為にも数十万円の手本にするから。」

もともと字ですから。好き嫌いで最後は決まります。
自分の書いた手本で書いた作品と初めてみた作品と互角であれば、
当然審査の先生も自分の手本で書いた作品を選ぶに決まっているではないですか。
後にこのように硬直化した書道展を少しでも良くしようと、東京新聞社がしがらみにとらわれない
展覧会を開催し、今に至っています。
東京新聞 東京書作展

ところが私は二十歳で病気で挫折しました。肉体の挫折です。
その後は書くことができなかったので、
毎年『現代書道二十人展』を見たり日展を見たりしていましたが、
自分で作れない悔しさは抑えることができず、
また少しでも書道に関わりたいと、篆刻にはまった時、
このとき『心』をほったのですが、
ある先生から「あなたのは心という字ではない。」
と言われ審査不能。
ショックで見るのも嫌になってしまいました。
こうして私の心身ともに書道アレルギー、トラウマが完成してしまいました。

数十年も経つのに、
このように一気に書くほど感情がわきあがってしまいました。
トラウマスイッチONですか。ドロロ状態です。

今では墨をすることもなく、筆ペンで年に数回、写経するくらいです。
当時二十歳のひよこが
尊敬する書家『顔真卿』、あこがれる書は光明皇后 『楽毅論』といってはばからなかったので、
おそらく「この若造が」と思われていたと思います。

今年は書初めしてみようかな、トラウマと戦う為に。
みなさん、書初めいかがでしょうか。
私はあまりいい動機ではないですが、書初めいかが。

ちなみに
顔真卿

光明皇后


2010-01-02 10:07  nice!(13)  コメント(8) 
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コメント 8

m6324

あけましておめでとうございます。^^
今年もよろしくお願いします。☆
by m6324 (2010-01-02 16:54) 

yuki999

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします^^

by yuki999 (2010-01-02 17:23) 

デルフィニウム

今日は暖かく過ごしやすかったようです。初売りでにぎわったところもあるようですね。^。^
子供のころに習字を習いましたが上手にはならなかったです。
by デルフィニウム (2010-01-02 19:48) 

shige

明けましておめでとうございます^^
本年もよろしくお願いします!
by shige (2010-01-02 21:55) 

caco

こんばんは。私も子供の頃習いましたが、習ったと言えないくらいスゴイ字で・・。冠婚葬祭等 頭が痛い恥ずかしい者です。
(^^;
by caco (2010-01-04 03:25) 

raku_mom

独特の重さ、自分での体験はありませんが、
絵をやっている友人から似たような話を聞いたことがございます。
流派的なものが突き詰めすぎると審査員たちの上下関係だの、
志向や嗜好偏重の傾向にどうしても…行き着いてしまう…だの…

大事なのは、きっと、優劣や順位ではなく、
それをたまたま目にした人の心にどう響くか、ではないかと
ずぶの素人ながら、そう思っています。
ずぶの素人やその方面について無知な人が
本当に心の底から感動を呼び覚まされた作品というのは
順位や評価に関係なく、理屈を超えた素晴らしさがあると思います。

ともあれ、生地にあった番組は私も見ていました。
その作品にいくつくまでの過程もまた、素敵だったですよね。
じぃじぃさんの意外な?一面の一部を見せていただきました。
ありがとうございました。
by raku_mom (2010-01-04 16:14) 

raku_mom

訂正:すみません、誤変換に気づかないまま投稿してしまいました。
最後の段落、「生地」は間違いです。
正しくは「記事」。 大変失礼いたしました…!
by raku_mom (2010-01-04 16:16) 

☆エリー♪☆

こんばんは☆
字がきれいに書けるようになりたいです。。。
(もう遅いw)
by ☆エリー♪☆ (2010-01-04 20:13) 

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